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Yahoo! JAPANトップページリニューアル後の変化

今年1月1日にYahoo! JAPANのトップページがリニューアルされたことは、皆さんの記憶にも新しいところだと思います。
このリニューアルの中でもっとも大きな変化であったのが、「Yahoo!ニュース」やそのトピックスが中心の目立つ位置に来たことでしょう。

この効果が数値としても明らかとなりました。

 この結果、Yahoo! JAPAN全体の利用者数はリニューアル前後でほとんど変化がないものの、トップページから誘導されるYahoo!ニュース「トピックス」については、前月比で260万人(13.6%)の増加となった。また、個別の記事や写真・動画ニュースが掲載されている「Yahoo!ニュース」も128万人(7.3%)増加している。
(「Yahoo! JAPAN、リニューアルで「トピックス」利用者が260万人増加:マーケティング - CNET Japan」より)

個人的に一番気になっていたのは、ニュース枠に設けられたAjaxを取り入れたタブの利用率です。
私たちのような普段からよくネットを利用している人であれば、あの部分がタブになっていて、気になるカテゴリーごとに切り替えられるということはわかるのですが、それに気づく人がどれだけいるのだろうか?ということです。
残念ながら、今回のデータからはこの効果についてはわかりませんが、何もしなくても表示される「トピックス」については、利用率が非常に高まっていること、また、「経済」や「エンタメ」、「スポーツ」などのタブで区切られた「Yahoo!ニュース」についても利用者が増加していることから、少なからずタブを利用していることがわかります。
Yahoo! JAPANがこのAjaxタブを導入したことによって、さまざまなところでこのようなタブを目にすることが多くなるかもしれませんね。

さて、もう一つの大きな変化が、Yahoo!のスタート時からあった「Yahoo!カテゴリ」のエリアがなくなったことです。
ディレクトリ検索と呼ばれる「Yahoo!カテゴリ」は、ロボットによる検索結果とは違い、ユーザーの申請による登録やYahoo!のサーファーによる推薦など、人力によるディレクトリ構造を持ったもので、人間が判断したオススメサイトが掲載されていました。
今でこそ「Yahoo!ビジネスエクスプレス」というサービスもあるように、法人の場合は有料での登録審査がおこなわれるようになっていますが、昔はすべて無料で審査を受けることができていました。
このように古い歴史を持つ「Yahoo!カテゴリ」がトップページから姿を消し、いよいよディレクトリ検索にも幕が下りるか…と思われたのですが、意外なデータが出てきました。

 一方で、開設以来トップページに掲載されていた登録サイトの個別ディレクトリへのリンクがなくなったことから、Yahoo!カテゴリ利用者数の減少が予測されていた。しかし実際には、トップページ経由の利用者は242万人から44万人に激減したものの、検索結果ページやニュースページのリンクからの流入が大幅に増加したため、Yahoo!カテゴリ全体の利用者は前月から2.2%増となる912万人となった。
(「Yahoo! JAPAN、リニューアルで「トピックス」利用者が260万人増加:マーケティング - CNET Japan」より)

なんと、逆に増加しているというのです。
トップページからの流入がなくなったものの、検索結果画面などから検索キーワードでの「登録サイト」を検索する人や、前述の「Yahoo!ニュース」からの流入が増えたことが原因のようです。
このことから、「ビジネスエクスプレス」を使った「Yahoo!カテゴリ」への登録申請は、今後も需要が減らないと見込まれます。

 ネットレイティングス代表取締役の萩原雅之氏は「ここ数年、キーワードによるページ検索が一般化するに従い、ディレクトリによるサイト検索の利用は徐々に減少しているが、まだまだ根強い需要がある。もともとYahoo!は登録サイトのディレクトリ検索からスタートしたポータルであり、日本では現在も毎日数百のサイトが新規登録されている。欧米では失われたその伝統と資産は、他ポータルがまねできないYahoo! JAPAN 固有の強みになっている」と分析している。
(「MarkeZine:◎トップページのリニューアル後も「Yahoo!カテゴリ」利用率は世界ダントツ1位、まだまだ根強い「ディレクトリ検索」」より)

Yahoo!が強いのは日本だけと言われますが、こういったところにも強さの秘密があるようですね。

最後にSEO対策との関連性をご紹介しておきたいと思います。

 1月下旬のアルゴリズム変更を境に、Yahoo!カテゴリ登録サイトが検索結果に占める割合が全体的に20%近くも、つまり極端に増加している事が分かります。
(「MarkeZine:◎【レポート】08年1月下旬のYahoo!アルゴリズム変更により急落したページの共通点とは?」より)

そうなんです。
上位にランクインしているサイトの多くが「Yahoo!カテゴリ」に登録しているのです。
以前と比較してその傾向が非常に顕著になっているのが、今のYahoo!のアルゴリズムと言えます。
ただし、「Yahoo!カテゴリ」への登録がSEOに必須の要件かというと、そうとは考えていません。
実際に「Yahoo!カテゴリ」に登録していなくても、競合がひしめくキーワードで上位を維持しているサイトがあるからです。
私は、「Yahoo!カテゴリ」へ登録されていることが優位に働く可能性がある、というのが、現在のところの結論と考えています。

長々となりましたが、Yahoo! JAPANのトップページ変更によって、さまざまな変化がおこっていることがおわかりいただけたのではないかと思います。
もう一つ触れたいことに、Yahoo! JAPANの右上にある「ブランドパネル」と呼ばれる広告枠のことがあります。
これについては、またの機会に取り上げてみたいと思いますが、大画面で動画が配信されるなど、これまでのYahoo!を思うと画期的な取り組みがなされています。もはやテレビのCM枠と同様だと考えてもいいでしょう。

では、また次回以降に。

「ユニバーサル検索」が検索トレンド

検索エンジンは常に進化していっています。
そのスピードは、まさに矢継ぎ早といっても言い過ぎではないと思います。

Googleをはじめとする検索エンジンが、次の検索エンジンのあり方ととらえているのが、「ユニバーサル検索(Universal Search)」と呼ばれるものです。

昨年5月にGoogleが「ユニバーサル検索」構想を発表した際に語られていた目的は以下のようなものです。

 Googleの検索製品部門の副社長、マリッサ・メイヤー氏は「ユニバーサル検索の究極の目的は、Web上に存在する情報間の壁を取り払い、ユーザーがクエリーを入力する際に、常に最適な回答を提供すること」とコメント。「まだ道のりは長いが、今日の発表はその方向への大きな一歩だ」としている。
(「ITmedia News:Google、新技術による「ユニバーサル検索」構想を発表」より)

「ユニバーサル検索」とはつまり、ユーザーが検索した際に、より的確な検索結果を表示すべく、Webページだけではなく、画像や動画、ニュースなどからも検索結果を得られるようにされたものです。
Google Koreaでは、「ユニバーサル検索」を他の言語に先駆けてリリースされました。
韓国や中国、そして日本といったアジア圏では、シェアを握れていないGoogleが、利用率を高めるために特に力を入れていると言えるでしょう。

Google Koreaは「ユニバーサル検索」を開始したと発表した。
ユニバーサル検索は、1つの検索語に対してWebサイトや画像、関連ニュースなどさまざまな情報を一度に表示してくれるものだ。関連性が最も高いものを分析しながら表示してくれるので、知りたい情報がずばり上位に出てくるという長所を持っている。
韓国でサービスされるユニバーサル検索は、韓国ユーザーの検索利用実態を調査/分析して出た結果を元に、韓国内外のR&Dチームが共同で設計および開発したものだという。
(「Google Korea、「セクション型」ユニバーサル検索をスタート | ネット | マイコミジャーナル」より)

ユニバーサル検索が一般的なものとなるとき、検索エンジンにおけるSEOも大きく変わっていくでしょう。
Webページだけが検索エンジンの主たるものではなくなり、画像、動画(YouTube)、ブログ、地域情報など、さまざまなものが競合となっていくからです。

アイレップの渡辺氏によるブログでは、以下のように触れられています。

(前略)・・・利用者からのフィードバックの集め方、情報源となるCGMサイトにおける展開・活用方法など、これまでのSEMの領域では求められなかった対応が今後のサーチマーケッターに求められることも示唆しています。米国のSEO業界ではソーシャルメディアマーケティング(SMM)、ソーシャルメディア最適化(SMO)への関心が強くなっていますが、検索エンジンの進化により日本でも必然的に対応が求められる時代が来ると思います。
(「Google、着々とユニバーサル検索の道を進む - ローカル情報10件表示:渡辺隆広のサーチエンジン情報館 - CNET Japan」より)

一元的なSEOが終わりを迎える時代は、もうすぐそこに来ていると言えるかもしれません。
ただ、根本的に大きく変わることはないと思っています。良いコンテンツが適切に露出すれば、市場から認められ、検索エンジンにおいても上位に表示されるようになる。
つまり、いかにしてPR(広報)していくかが、インターネットの世界においても、ますます重要度を増していると思うのです。



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